「光回線はどこがいいのか?」と悩んでいる方はGoogleやYahoo検索して情報を集めていると思います。
そもそも、なんで私がこういった記事を書こうと思ったかというと・・・
自分が加入しているエキサイト光の速度が遅くなってきて、情報収集のためにプロバイダーについてGoogleで調べていると、
「あれ・・・?これってほんと?」
みたいなサイトばかりが検索上位を占めていたから
です。
具体的に見たサイトは・・・
「某プロバイダーと契約すると損をしてしまう」ような書き方をしているが、実は「損」を回避できる方法があるのにそこは一切触れていないブログ
とか
Bというプロバイダーが安くて素敵なのに、Aというプロバイダーに誘導したいがためにBを悪く書くブログ
などがありました。
もう7年くらいサイトを運営してきてプロバイダーの知識があるので、「これはちょっと違う・・・」と気付くときがあります。情報が古いサイトもあるし。
前置きが長くなりましたが、自分がリアルに乗り換え検討者になったので自分目線で
について書いてみたいと思います。
※ ケーブルテレビがやっているプロバイダーなどは除外しています。
それにしても、必死に「どこのプロバイダーが良いんだ!早く乗り換えたい!」と調べてみると、クソみたいなアフィリエイトサイトしか出てこないのよ!!自分のサイトもクソかもしれないけど!
nuro光
nuro光は悪くないと思う。
当サイトは「nuro光が街にやってきた」というサイト名ですが・・・
nuro光は速度が物凄い速いですが、何もかもパーフェクトという訳ではない。
フレッツ光の場合は最短で12日くらいかかりますが、工事に時間がかかる(3週間~1ヶ月くらい)という点がデメリットかなと思います。
nuro光の個人的に気になる点は、
という点です。
nuroは口座振替に対応しているんだけど、手数料200円かかるんだよね。
200円ごときって思われるかもしれないけど、月額料金と合わせると5,417円になります ※ クレジットカード持っている人は一切問題ありません。
nuroは戸建ての人には良いと思う。
月額5,217円(税込)なので、戸建ての相場(フレッツなどと比べて)、平均レベルの料金です。しかも、フレッツ回線より速度が速いので魅惑的に感じています。
あと、Twitterを見てみると、PS4などのオンラインゲームをやる場合、海外のIP(ドイツとか)になってしまう場合があるようですが、ゲーム運営側に伝えると対処してくれるとか・・・
最近は加入者増加で速度低下の声もちらほらあり、オンラインゲームをするにはそこまでおすすめできないかもしれません。
< NURO光のグッドポイント >
ぷらら光
ぷらら光も良さげです。
やっぱり料金が月額3,960円(税込)なのは安くて素晴らしいです。
あと、ぷららはいつも速度改善をちゃんとやってくれるという印象があります。
私は仙台の実家ではずっとADSLをぷららを使ってきていて、最大速度が1.5Mbpsと遅めでしたが、速度以外に不満はなかったです。
それに、4年前にぷらら光に電話をかけた際のサポートの方が好印象だった。過去に合計3名の方のオペレーターと話していますが、全員、受け答えがとっても感じが良かった。
あと、プライベートホームページも持てますが、それはどうでもいいかなって感じ。今はロリポップとかネットオウルなどとかで安く独自ドメインのサーバーを借りられる時代ですし。
なぜぷらら光ディスり記事が多いのか?
ぷらら光で検索すると、「ぷらら光はお得ではない!」って書いてある記事がめちゃめちゃ出てくると思います。
なんでぷらら光をディスって書いているブログが多いかというと、
「ぷらら光はアフィリエイトの報酬が少ない」
からです。
いくらか具体的な金額は書きませんが、一般的なプロバイダーを紹介するときに貰える額の3分の1くらいだからです。プロバイダーの中でかなり安い部類です。
また、現在、ぷらら光のアフィリエイト広告はなくなりました。
「ぷらら光はスマホ割がないからお得ではない」と色んなブログで書かれています。
しかし、最近はMVNO時代なので、そこまでセット割にこだわる人は多いのか?と疑問です。
私のように格安SIMのスマートフォン持ってる人にとっては、まったく関係のない話です。
また、ぷらら光はキャッシュバックをもらうと3年縛りになり違約金が発生する、という話もありますが、それは事実です。
でも、3年以内に解約するかもしれない人は「キャッシュバックをもらわなければ良い」だけです。
キャッシュバックを申し込まなければ「縛り」という制度から解放されます。
キャッシュバックの基本的概念は、「長い期間利用すれば金をやるよ」って話です。約束破ったら罰則ね、みたいな。
個人的にはキャッシュバックの額にとらわれてプロバイダー選びはしない方が良いと思っています。もらえたらラッキーな感じの方が良い気がします。
ちなみに2019年8月から筆者はエキサイト光からぷらら光に乗り換えました。
エキサイト光を使っていた時は夜は3Mbpsくらいしか出なかったのに、ぷらら光に変えてから夜でも100Mbps出るようになりました。
OCNバーチャルコネクトは正直、PPPoEより遅いですが、昼も夜も100Mpbsは超えています。

2019-09-02 19時41分のぷらら光の速度(PPPoE)
光コラボの事業者変更を使って乗り換えた方法をレポートしているので、参考にしてみて下さい。
こちらの記事では私がぷらら光に乗り換えて5ヶ月経ったときの感想を書きましたので、参考にしてみてください。
< ぷらら光のグッドポイント >
他のプロバイダーはどうなのか
まぁまぁかな・・・という感じのプロバイダー
「@nifty」や「So-net光プラス」月額料金が高いです。どちらも割引期間(36ヶ月等)が終わるとマンションタイプで4000円台後半になります。
後述しますが、特にこの2つのプロバイダーは速度制限で話題になった過去があるので要注意。
2022年4月、So-net光プラスは公表していませんが、価格.comやTwitterなどで見る限り、速度低下の時期があったようです。
「BIGLOBE光」は頻繁に引っ越す人 (東日本エリア内・西日本エリア内で)は移転工事費が無料なので良いと思うけど、キャッシュバックが40,000円もらえるが、月額料金が4,300円とちょっとお高め。
「OCN光」は月額料金が3,960円と安くなり、NTT直属のプロバイダーという安心感がある感じ。広告に女優の石原さとみさんを起用しているが、そのギャラ代を速度安定化などのコストに回せるはずでは?と思ってしまう。また、IPoEアドバンスといった、IPoEの高速化オプションを出したり、近年の経営スタイルに不安あり。
いままでは「縛り」=クソ というイメージがありましたが、縛りに付随する「違約金」が2022年7月1日からの電気通信事業法改正により「最大1ヶ月分」となりましたので、そこまでクソではなくなりました。
違約金に1万、2万とかボリまくり、自由に移行させずらくする”非ユーザー目線”の経営スタイルを取っていた業者は悔い改めるべきです。
「エキサイト光」から乗り換えたい方も多いと思いますが、「MEC光」は2019年5月くらいから速度に関しての評判が悪い (今は改善しているよう?)。
私もエキサイト光からMEC光に移行しようと思っていましたが、だらだらしていたら速度の評判が悪いことが分かって、乗り換えないことにしました。
こちらの速度に関して、別の記事でも書いていますので、参考にしてみて下さい。
いい感じなプロバイダー
他には「enひかり」も月額3,520円(税込)で安いです。
V6プラスやtransix、クロスパスをオプションで加えると+198円(税込)かかりますが、それでも合計3,718円(税込)。enひかりの方が「速度制限をしていない」と問い合わせに答えていたので、結構良いんじゃないか?
情弱を狙ったような “派手なキャッシュバックキャンペーン” や “工事費無料特典”などを一切行っていない、硬派な印象のプロバイダー。
また、問い合わせの電話が03のダイヤルだったり、マイページがなかったりするので、そこらへんの最低限のコストを削って、速度維持やサービス内容などに回しているのでしょう。
とは言え、夏にはお歳暮として「そうめん」ギフトが送られてきたりして、既存客を大切にするプロバイダーのようでなかなか珍しいです。
「おてがる光」もenひかりと同じく、月額料金が安いです(3,608円 税込)。問い合わせがフリーダイヤルで安心感はあるが、気軽に問い合わせする人が多い(?)のか、電話が繋がらないと言っている人をTwitterでたくさん見かけます。
あと、速度が遅いという声も見かけますが、V6プラスのオプションを追加していないのかもしれない (?)。
工事費無料キャンペーンが最近よく行われている。
「GMO光アクセス」は月額料金が3,773円でV6プラス付きなのでかなり安い。
GMO光アクセスは「GMOとくとくBB光」という愛称を付けたそうだが、混乱させるだけです。
限定特典サイトから新規回線で申し込むと工事費が毎月割引になり、縛りや違約金はないが、36ヶ月以内に解約すると工事費の残債を支払う必要があります。
マンションタイプ(新規回線の場合) : 工事費 25,300円 (実質無料だが、36ヶ月以内の解約で残債発生)
ちなみに、以前、メール問い合わせした際に「速度制限していません」とサポートの人が回答していたので、いまのところは速度面は大丈夫そうです。
※ ちなみに他のフレッツ系回線からGMO光アクセスに乗り換える場合は工事費と残債は不要
プロバイダーを見極めるポイント3つ
結局、良いプロバイダーを見極めるポイントとして、
ということだと思っています。
あと、
という気がします。
また、
なんでそんなに高額なキャッシュバック特典が提供できるのか
という疑問を持つことも大事だと思います。
キャッシュバックがもらえるプロバイダーはほぼすべて違約金を設けています。
特典や工事費無料などのコストは、結局、既存客の月額料金から支払われているので、その分、月額料金が高くなっている傾向があります。
派手なキャッシュバック特典ばかり展開しているプロバイダーは、ユーザー数ばかりが増えるが速度環境の維持にコスト(VNE業者で帯域を購入)を大きく割けていないから、速度が遅くなりやすい、なんて事に繋がると思います。
もちろん加入者が増えたとしても、ちゃんと速度の安定化に金を使っていれば問題ありません。しかし、加入者を増やすだけ増やして何も対策を行わなければ、ユーザーによる速度低下の不満が増えてくることになります。
結果的に、So-net光プラスの「さくさくスイッチ」、OCN光「IPoEアドバンス」などといった
“IPoEを高速にする”という意味不明なオプション
を付けざるを得なくなるのでしょう。例:高速道路内に有料の”超高速レーン”を設ける、みたいなものでしょうか。
だいたいのプロバイダーでは意味不明なオプションなんてなくても、とりあえずIPoEであれば夜でも快適にネットできるんだよ。
通信ビジネスの金のかけかたのどこかがおかしい、ってことではないでしょうか。
近年、老舗だから安心できる訳ではなくなってきている
大企業の@niftyでも公平制御が行われていて、多くのユーザーが不満を漏らしているのをTwitterで見ましたが、あんなに老舗のプロバイダーでもそういうことをするようなので、見極めは難しいです。
hi-hoなどのパナソニック系のプロバイダー(クラウドラインとか光ギガ)でも同じようなことがありましたが、hi-hoも昔からあるプロバイダーですよね。
2022年4月、キャッシュバックがめっちゃ貰えるSo-net光プラスも、速度低下の声がめちゃ聞かれるようになってきていますので、「あの大企業なのに!!?」みたいなこともあります。
また、プロバイダーにとって、キャッシュバックや工事費無料は「速度を安定化させること」よりもかなりコストが大きいのでしょう。
例えば、So-net光プラスが経営側として払っているコストは・・・
- NTT → 工事費無料 16,500円
- 客 → キャッシュバック 60,000円
こちらの76,500円のコストは、他社より月額料金を1,000円くらい上乗せしたとしても、利用者にだいたい7年くらい使ってもらわないといけません。
しかも・・・
- いまは他のプロバイダーに気軽に乗り換えられる (事業者変更制度)
- 2022年7月から違約金が最大月額1ヶ月分になった (法改正により)
といった現状から、月額料金が安いプロバイダーへ移行するユーザーがいままで以上に増えていくでしょう。
とにかく、
キャッシュバックで客を釣ってバンバン加入させて、速度?そんなものはしらんがな、みたいなプロバイダーだけは避けたいものです。
まとめ
まとめますと・・・
- コストをどう削っているか
- 経営はどうか
などといった視点でプロバイダーを見ていくことが大事だと言えます。
プロバイダーを見極めるのは難しいです。最初は速度が安定していたのに、人が増えたら速度が遅くなった・・・とかもありますし。
私はエキサイト光からぷらら光に乗り換えて、月額料金が300円くらい高くなりましたが、速度は安定し、めちゃめちゃストレスがなくなりました。
だから、結局は基本は・・・料金や特典うんぬんより「速度」を重要視することが大事だと言えます。
あとは、
Twitterで「気になるプロバイダー名」で調べたり、5chで情報収集
は絶対行ってください。
そのプロバイダーの掲示板の内容のほとんどが「速度不満」に関する事だらけ、殺伐とした雰囲気の場合は要注意です。「どのルーターがおすすめなのか」など機器の質問や回答の話題が多く、ほんわかした雰囲気の所は大丈夫かも??
[設定] → [プライバシーとセキュリティ] → [サイトの設定] → [画像] → [画像の表示を許可しないサイト] → [追加] → https://mao.5ch.net
で5chのプロバイダーの全てのスレッドで画像が非表示になりますのでお試し下さい。
ブログをやっている自分に矛盾してしまいますが、GoogleやYahoo!から見つけられる情報だけではなく、SNSなどいろんな媒体で調べたほうが良いです。
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