最近、「速度制限あり」の低価格光回線サービスが軒並み出ています。
月額料金3,000円台前半で、夢のように安いですが、まじで良いものなんでしょうか?
ということで、こちらの記事でわかることは・・・
です。
かなり正直に書きましたので、参考にしてみて下さい。
結論から書きますと・・・
- 「ほとんど家にいない」「夜はすぐ寝る」みたいな人には低価格光回線がおすすめ
- ガッツリインターネットしたいなら、ノーマル光回線のほうがおすすめ
- 強いて選ぶなら速度面と価格面で「enひかりLite」(月額3,270円)がいい
です。
Contents
低価格光回線サービスの注意点
まずなんといっても、
という点に注意が必要です。
また、「So-net 光 minico (プランS)」が2022年2月にサービスを開始した際のスライドを見ると、低価格光回線サービスは80Mbps程度の速度が想定されます。
月3400円からのネット回線「So-net 光 minico」、速度を抑えて低価格を実現した縛りなしのIPoE専用新料金プラン
私がエキサイト光を使っていた頃、夜間にダウンロード速度4Mbps ~ 70Mbpsを体感していた実経験から踏まえますと、
「夜は4KのYoutube動画は高品質で見れない可能性あり」
と思っておいたほうが良いです。
70~80Mbpsならギリギリいける。それ以下だときつい。30Mbpsはもう無理。
たいしたことないだろ、と思っている人は正直、涙流します。私は涙を流しました。
速度制限するプロバイダーは、有料のブーストオプションを用意しているところがほとんどです。
「”速くなるオプション”を払うと普通の光回線の速度になる」
1日中、「夜でも高速インターネットを使いたいぜ!」という方は制限なしのノーマル回線を選ぶべきです。
スーパー低価格な光回線3社を比較してみる
現在、速度制限ありの超低価格な光回線サービスを展開しているのは3社です。
- So-net 光 S(月額3,400円)
- とくとくBB光mini (月額3,630円)
- enひかりLite (月額3,270円)
※ 2024年11月現在の税込み料金
So-net 光 S |
とくとくBB光mini | enひかりLite | |
月額料金 (マンション) | 3,400円 | 3,630円 (ルーターレンタル含む) |
3,270円 |
月額料金 (戸建て) | 4,500円 | 4,730円 (ルーターレンタル含む) |
4,370円 |
初期手数料 | 3,500円 | 3,300円 | 3,300円 |
新規回線の工事費 | 26,400円 | 26,400円 (実質無料)(24ヶ月以内の解約で工事費残債あり) | 16,500円(マンション、戸建て)
キャンペーン:工事費完全無料 (2024年11月現在) |
違約金 | なし | なし | なし |
キャッシュバック | 26,400円 (23ヶ月後) | キャッシュバック最大92,000円 | × |
ルーターレンタル | × | 330円 / 月 | (1,100円で買える。送料別) |
ブーストオプション (通常回線と同じ速度になる) |
220円 / 日 | × | 630円 / 月 |
V6プラス対応 | ○ | ○ | ○ |
エリア | 全国 | 全国 | 北海道
青森県・秋田県・岩手県・山形県・宮城県・福島県 東京都・埼玉県・千葉県・神奈川・群馬県・栃木県・茨城県 新潟県・長野県・山梨県・静岡県・愛知県・岐阜県・富山県・石川県・福井県 大阪府・兵庫県・京都府・奈良県・滋賀県・三重県・和歌山県 岡山県・広島県・鳥取県・島根県・山口県 香川県・徳島県・高知県・愛媛県 福岡県・大分県・宮崎県・鹿児島県・熊本県・佐賀県・長崎県 沖縄県 (2024年7月15日) |
通常コースへの切り替え | 可能 | 可能 | 可能 (手数料2,200円) |
通常コースへ切り替え後の料金 | So-net 光 プラス(Mプラン) 4,895円(マンション) 5,995円(戸建て) |
とくとくBB光 4,290円(マンション) 5,390円(戸建て) |
enひかり 3,718円(マンション) 4,818円(戸建て) |
ポイントは・・・
-
新規開通工事費はかからない (実質無料=工事費が分割されて毎月300円~400円発生しているが明細でマイナスしてくれる)
-
他のプロバイダーから乗り換える場合は工事費なし。手数料2,000~3,000円のみ
-
夜は速度が遅くなる場合があると思っておいたほうが良い
上の比較表をふまえて、それぞれの特長や気になった点を書いていきます。
enひかりlite
-
good! とにかく月額料金が安い (3,270円)。
-
good! 1ヶ月だけ速くするブーストオプション「v6スタンダード」が630円と、So-net光minicoと比べてめちゃめちゃ安い。
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good! 現在、工事費無料 (他社からの乗り換えはそもそも工事なし)
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bad! 利用できるエリアが限られている (2024年7月現在、北海道、青森県、秋田県、岩手県、山形県、宮城県、福島県、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川、群馬県、栃木県、茨城県、新潟県、長野県、山梨県、静岡県、愛知県、大阪府、兵庫県、京都府、福岡県のみ。順次エリア拡大予定)
So-net 光 S
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good! 月額料金3,400円はまぁまぁ安い。
-
bad! ブーストオプションが高い(220円/日)。
とくとくBB光mini
-
bad! Wi-Fiルーターレンタルサービス(330円/月)が必須なのが注意。
とくとくBB光mini公式サイトより
月額料金3,300円+有料のWi-Fiレンタル必須(月額330円) = 3,630円になり、通常のGMOとくとくBB光(3,773円)」とさほど変わらない。
ノーマル版の「とくとくBB光」ではルーターを無料でレンタルでき、通信速度がない。最初から「とくとくBB光」に加入したほうがおすすめ。
-
good! 工事費が無料 (24ヶ月以内の解約で工事費残債が発生。)
低価格光回線に合うライフスタイルを考える
みたいな方は「enひかりLite」が断然おすすめ。
基本の月額料金にブーストオプション(630円)を1ヶ月間上乗せして払うことで、普通の安定した光回線が使えます。
So-net 光 Sの場合は1ヶ月間ブーストオプション払うと220円×30日=6,600円かかる (オプションのみでこの料金!)。
1ヶ月間、ブーストオプションを使った場合 | ||||
enひかりLite | So-net 光 S | |||
月額料金 | 戸建て | マンション | 戸建て | マンション |
4,370円 | 3,270円 | 4,500円 | 3,400円 | |
1ヶ月間ブースト | 630円 | 630円 | 6,600円 | 6,600円 |
月額合計 | 5,000円 | 3,900円 | 11,100円 | 10,000円 |
孫が帰ったあとは、オプション追加しなければいつも通りの低料金に戻ります。
年輩の方は夜は早めに寝られると思うので、インターネットしていたとしても混雑する時間に当たることはないでしょう。
みたいな人には「So-net 光 S」が良い。
So-net光minicoのブーストオプションは1日220円なので、1日限定なら「enひかりlite」+ブーストオプションよりかなり安くなる。
「とくとくBB光mini」に加入するんだったら、「とくとくBB光」(通常)のほうが断然いい。
月額料金がたった143円上がるだけで、速度制限なしの回線が使えます。
しかも、キャッシュバック も貰えます。
とくとくBB光mini | とくとくBB光 (←特設サイト経由で申し込んだ場合の料金) | |
月額料金 マンション | 3,630円 | 3,773円 |
月額料金 戸建て | 4,730円 | 4,818円 |
速度制限 | あり | なし |
高性能ルーターレンタル | 自動加入 | 無料 |
工事費 | 無料 | 無料 |
大型キャッシュバック | 最大92,000円 | 最大103,000円 |
通常のとくとくBB光でも工事費無料になり、36ヶ月以上使えば工事費の残債も発生せず、かなりお得です。
※ とくとくBB光miniに加入後、実際に使ってみて「遅いなぁ」と思って、途中でとくとくBB光へ変更しても3,773円にはならないので、最初から「とくとくBB光」ウェブ限定公式特設サイトから申し込む必要があります。(3,773円はとくとくBB光特設サイト経由の特別サービス料金だからです)
上でまとめたことを完結に書きますと・・・
-
1日だけブーストオプション使いたい ⇨ 「So-net 光 S」
です。
工事費をどう考えるかの問題
雑感という感じのまぁまぁ重要なコーナー
時間がない場合は読み飛ばしてOKです。
「工事費をどうするか」
速度に不安がある低価格光回線サービスは「遅かったら乗り換えられるか」がかなり重要になってきます。
「とくとくBB光mini」といった工事費実質無料のプロバイダーは、期間内に他社へ乗り換えると工事費の残債が発生する点は頭のすみっこに置いておいたほうが良いです。
- とくとくBB光mini : 24ヶ月以内
まとめ
ごちゃごちゃしてわけわかんね~って方はこちらのまとめをご覧下さい!
-
低価格光回線サービスは夜遅い場合があるので注意せよ
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安さ求める・速度もそこそこなら「enひかりLite」がいい。
-
1日限定で速くしたいなら「So-net 光 S」
-
「とくとくBB光mini」より普通の「とくとくBB光」を選べ
光回線を使うほとんどの人の動機は「いつでも高速でインターネットをしたい」ではないでしょうか。
低価格光回線サービスを使って、毎月500円くらい安くなるとはいえ、快適にインターネットが使えないというストレスが生まれては本末転倒です。
あくまで
という方向けのサービスです。
工事費残債や速度が遅くなった際のこともイメージしつつ、しっかり考えてから申し込むとよいです!
もう少し読みたい
光回線を紹介して9年目。ダイヤルアップからADSL、そして光回線までネット回線歴26年です。詳しいプロフィールはこちら