@nifty光がV6プラスなのに遅い!という声が増えているのはなぜか?

光回線が遅くてがっかりしている人と亀のイラスト

2020年4月から@niftyのV6プラス利用者から「夜の速度が遅くなってきた」という声が多く聞こえてきました。

だいたい、光回線が遅いと不満を感じている人の多くはPPPoEという従来の回線を使っている場合が結構あります。しかし、今回はなぜか高速回線の混みにくい「V6プラス」(IPv4 over IPv6)なのに速度が遅くなっていると感じている人が増えているようです。

  わざわざV6プラスにしたのになんで遅くなるのか!クソ野郎!

とお思いの方も多いと思います。

  光回線紹介サイト運営歴5年の筆者による独自の考察なども含めて、理由を書いていきます。これからどうなっていくか予想もしてみます。

@niftyのV6プラスが遅いと感じる人が多くなった理由は?

@niftyのお知らせ(公平制御)のスクリーンショット

結論から書きますと、

  公平制御が実行されている

ということです。

@niftyの会員サポートのページで公式で公表されています。

「■ 会員サポート > 「@nifty接続サービス」の通信品質向上のための取り組みについて ~インターネットを快適に利用いただくために~ : @nifty」2020年03月10日

というタイトルのお知らせです。

かいつまんで引用しますと・・・

多くのお客様が快適に利用できる通信環境を維持するため、お客様が利用する通信設備において通信経路が混雑した場合、同じ設備を利用しているお客様のうち、著しく通信量が多いお客様から順に、通信速度を一時的に制御する取り組みを実施します ~(略)

※2020年3月10日更新
2020年4月10日より、IPv6アドレスにてインターネット接続されている場合も通信速度制御の対象となります。

  • v6プラス
  • IPv6接続オプション

(出典) https://support.nifty.com/support/information/network.htm

公平制御とはなんぞやという方も多いと思いますが、上のサイトを読めば書かれていますので読んでみて下さい。読む時間ねえぞ!っていう方に、簡単に説明すると・・・

  「データをがんがん使うユーザーは速度を遅くしますよ」

ということを@niftyは言っています。

一部のユーザーがデータを使いまくると他のお客に迷惑がかかるという理由のようです。とても分かりますね。共感します。とんでもないでかいファイルを毎日めっちゃダウンロードするようなユーザーがいると、その人のせいで全員の回線速度が遅くなっちゃいますからね。

一概には言えませんが(ルーターが壊れたとか、LANケーブルが古いとか)、いままで@niftyのV6プラスで安定して速度が出ていたのに最近遅くなってきたと感じたら、この公平制御が原因かもしれません。

公平制御は本当に「正しく」働いているのか?

しかし、ユーザーの実際の使用感をいろいろ見てみたり、わたしが実際にエキサイト光を利用していた時の感覚も踏まえて考えると、本当か?と思っています。

たとえば、こちらがプロバイダー側の「公平制御」のイメージです。

Aさんはインターネットがんがん使う人です。

公平制御のイメージ図

うんうん、わかるわ~。1日中、訳わかんない大容量のファイルをめっちゃ落としているようなユーザーの速度は減らして欲しい。これは良い。

しかし、わたしがエキサイト光を実際に使っていたときと、当時の他のユーザーの話を読んだ上での感想ですが、多くのユーザーが感じている「公平制御」ってこんな感じではないでしょうか。

公平制御のイメージ図 (実際の感覚)

Aさん、Bさん、Cさんのインターネットの使い方は関係なく、ほとんどのユーザーの速度が抑えられてしまうような感覚。動画とか見てるだけなのに、とか。※ ちなみにアップロード速度はめっちゃ速い。ダウンロードだけが遅くなる。

MEC光でも2019年5月くらいから公平制御が行われており、ユーザーの方の声をたくさん読みましたが、おそらく上の図のような感覚だと想像します。

こちらの記事でMEC光の速度が遅くなった話 (公平制御)について書いていますので、チェックしてみて下さい。

NTT東日本・西日本のコラボ光の「MEC光」が2019年5月から速度が遅い理由をエキサイト光ユーザー歴4年の筆者が解説しています。

MEC光ではなくエキサイト光の時でしたが、昼はめっちゃ速いけど(200Mbpsとか)、

夜になるとダウンロード速度が1Mbpsとか、ひどい時は400Kbps

くらいしか出ませんでした。そして、夜0時くらいになると元の高速に戻ります。MEC光も同じような状況だったようです。

ひどい時は昼でも数メガくらいしか出なくなったりして、結局、遅さに耐えきれず「ぷらら光」に乗り換えました。たまたま1日だけエキサイト光とぷらら光をルーターの切り替えでどちらも接続することができました。※ マンションタイプです。

そのとき、両方のプロバイダーで接続してそれぞれの速度を測ったら、ぷらら光のほうが7倍くらい速かったです (同じアパート、ルーター同じ、パソコン同じ、時間帯、同じです)。わたしの環境やNTT回線が原因ではなく、プロバイダーが原因でした。

その時、実際に測った記事はこちらです。

光コラボ「エキサイト光」から「ぷらら光」に事業者変更で乗り換えて8ヶ月。評判が悪いと言われているが、実際に使い続けてどうなのか、感想や速度の計測について詳しく載せています。また、乗り換えてインターネットライフがどう変わったかについても書きました。

  以下は実際に@niftyのV6プラスを利用していらっしゃって、速度低下を感じている方々のツイートを紹介させて頂きます。

皆様の回線の使い方までは分かりませんが、わたしがエキサイト光を使っていた時は、大容量のファイルはダウンロードしていないし、普通にYoutubeで動画を見たりしていただけです。

確証はありませんが、プロバイダーのいう「公平制御」がほんとうにちゃんと働いているのか、疑問に感じています。多くのユーザーの速度を必要以上にしぼっているのではないか?と疑ってしまいます。

  プロバイダーの経営スタイルの考察と今後

未来を考える人のイラスト

以前までは、IPoEで公平制御を行ったのは「MEC光」だけでした。それが今回、@niftyも加わりました。

MEC光のIPoEは「transix」なので、「transix」だけの仕様なのだろうと思っていましたが、V6プラスを提供しているJPNEもそういった制御を行うんだなぁ、と少し意外でした。今後もそういった公平制御を行うプロバイダーは増えていくのかもしれません。

結局、

どういったプロバイダーを選ぶべきか

という問題に行き着きますが、ユーザー数が増えたら、VNE事業者から帯域を買える(絞らない)財力があるプロバイダーを選ぶしかありません。

@niftyがそうであるとは断定できませんが、余裕があっても「釣った魚に餌をやりたがらない」経営スタイルかどうかを見分けるとか。どうやって見分けるんだよと言われたら、なかなか難しいですが、もう勘しかない気がします。サービス内容やサポートの質をチェックしてユーザー第一か?と肌で感じるというか。

MEC光は2019年に公平制御を実施して、今2020年ですが、ずっと続けています。しかし、2020年に入って回線を増強したので、速くなったと感じている方もいらっしゃるようです。

■【BB.excite(IPoE接続)】速度改善のための設備増強のお知らせ(2020年4月) | 重要なお知らせ | BBエキサイト

https://bb.excite.co.jp/info/detail/391

今後、MEC光のように@nifty光も回線増強をすれば少し変わってくると思いますが、それまで待てるなら待ってみても良いかもしれません。MEC光は公平制御を行ってから約1年後に増強しています。

  さっさと速い回線にしたい
  増強するまで待ってられるかよ!

という方は乗り換えたほうが良いです。

速度低下についてプロバイダーに苦情の電話をかけても、まっっっっったく効果がないです。おそらくテンプレートの回答しか来ないと予想されます。MEC光のときにそういう流れをTwitterや掲示板などで見てきました。

ちなみにMEC光のときは、公式サイトに公平制御について書かれておらず、速度低下したときにみんながざわざわし始めて、いろんな人が問い合わせて、その結果が掲示板に載り始めて発覚したので、niftyは公式で発表しているのでまだましかもしれません。 (今はMEC光の公式にも公平制御について載っています。)

わたしはエキサイト光からぷらら光に移行する時、エキサイト光に少し愛着があったので、寂しい気持ちもありましたが、「自分の最高インターネットライフのため」と割り切って乗り換え手続きを行いました。

ちなみに、2019年7月からコラボ光間での乗り換えは「工事費が不要になりましたので、いま使っているプロバイダーで事業者変更手数料2,000円+移転先の事務手数料 大体0円~3,000円 (+契約更新月以外であれば解除手数料) で、違うプロバイダーに移行できます。

ついに光コラボレーション間の事業者変更が工事不要で可能になりました。各プロバイダーの状況を交えてまとめました。 ウェブ上に載ってい...

@niftyからの乗り換え先プロバイダーを考えてみる

色んな人と回線のイラスト

Twitterなどを見ていると、niftyから乗り換えている方がちらほら増えてきている印象です。

あと、V6プラスやOCNバーチャルコネクトなどVNE業者は何個かありますが、どこを選んでも「いつ公平制御が行われるか分からない」という理由で、2年・3年縛りがあるプロバイダーはうーん・・・という感じです。

以下のおすすめプロバイダーは個人的な見解です。他にも良いプロバイダーはいろいろあると思いますが、参考にしてみて下さい。

自分で調べるからおすすめなんかいらねえよ!って方は読み飛ばして下さい!

ちなみに@nifty光から他社のIPoEサービスに乗り換えるときは、いまのniftyのV6プラスを解約してからのほうがスムーズに移行できるそうです。※ IPoEは2回線同時契約が不可能だからです。

   V6プラスで良さそうなプロバイダー

最近は enひかり」がV6プラスのプロバイダーの中でかなり安い。この所、とても人気が出てきています。月額料金が3,480円 (V6プラスオプション150円入れた料金) なのと、縛りがない。ユーザー目線のサポートが評価が高いようです。V6プラスの速度が70Mbps以下になった場合はカスタマーセンターに相談ができる点は安心。

enひかりのV6プラスの速度保証

enひかりのサイトに載ってるやつ

また、2020年6月6日にenひかりに「速度制限を行う予定はありますか?」と問い合わせたら、

現在v6プラスで速度制御を行う予定はございません。今後もなるべく制限をかけることはないよう最大限努力していくつもりです

とのことでした。


あとは有名な So-net光 プラス」もV6プラスが使えます。3年縛りがあるのでなんだかって感じですが、気にしない方には良いかもしれません。期間限定ですが月額料金が意外と安くなりますし。

   V6プラス以外で良さそうなプロバイダー

V6プラス以外は ビッグローブ光」(月額3,980円)が良いかもしれません。以前はV6プラスを受付していましたが、新規受付を終了し、今は「IPv6オプション」という名前で独自でVNEをやっています。IPv6オプション料金は無料。3年縛りがあるので納得できる人のみ。独自VNEが良いか悪いかは分からないです。

   OCNバーチャルコネクトで良さそうなプロバイダー

ぷらら光」ではOCNバーチャルコネクトが使えますし、月額料金は3,600円 (オプションはすでに込み)。2019年にドコモの子会社になったが、ドコモ光より安い。無線LANルーターを無料レンタルできるし、事務手数料が0円なのが◎

最近はASAHIネットがVNE事業も行っているようで、ぷらら光に申し込むとV6コネクトで繋がるケースもあるようです (どちらが割り当てられるかはユーザーは決められません)。どちらも速度は昼夜問わず100Mbpsくらいで安定しています。個人的に70Mbps以下に下がったことはこの半年で2回くらいしかないです。「100Mbpsでも遅い」と感じる方にはおすすめできません。

ぷらら光でOCNバーチャルコネクトを5ヶ月使った感想と速度計測を別記事で書いていますので参考にしてみて下さい。週に1回、Twitchでゲーム配信をしてますが、特に問題なく使えています。

OCNバーチャルコネクトを実際に6ヶ月間使用した感想を、筆者が計測した回線速度やpingの結果と共に解説しています。ぷらら光ではPPPoEとV6エクスプレスを併用して使う事ができています。オンラインゲームも特に問題なくプレイでき、Youtube liveで配信も行えています。

まとめ

  「enひかり」とか「So-net」のようにV6プラスでもちゃんと速度制限を行わずに運営しているプロバイダーもあるので、V6プラスだからあかん、という訳ではないようです。

でも、今後どのプロバイダーで制御が行われるかは分かりませんし、自分の使っているプロバイダーで実行されることもあるので、運しかないですね・・・ オプションで別料金取っている所はその分をVNEの費用にちゃんと当てると思われるが、どうでしょうね。

とにかく、niftyが増強するまで耐えるとか、夜はさっさと寝るのもひとつの手かもしれません。

nifty光の設備状況の情報来たで(2020年5月22日)

IPv6サービス通信速度改善のための設備増強のお知らせ

平素より@niftyをご愛顧賜わりまして誠にありがとうございます。新型コロナウイルス感染症の拡大防止による在宅リモートワークの急増や、動画配信サービス等のご利用増加の影響により、全国的にデータ通信量が増加しております。そのため、通信経路が混雑し通信速度が低下してしまう場合がございます。困難な状況下におけるインターネットの重要性が非常に高まっている状況であるため、@niftyではお客様にインターネットサービスを快適にご利用いただけるよう、 IPv6サービスのネットワーク設備の増強をいたします。今後も適宜、設備の増強を取り組んでまいります。対応内容は以下の通りとなります。
実施日時
2020年6月1日

対象サービス
v6プラス
IPv6接続オプション

出典(https://support.nifty.com/cs/suptopics/detail/200522479989/1.htm)

上に書いた予想通り、回線増強が来ました。といってもおそらくniftyがJPNEに料金を払って帯域を増やすようにしただけでしょう。

niftyが想像していた以上に解約されるユーザーが多かったのでしょうか。ユーザーが減って収益が下がるより、JPNEに金を払ったほうが良いと判断したのかもしれません。それにしても、公平制御から1年もほったらかしだったMEC光よりもマシですね。

公平制御するよりも前にJPNEから帯域を買えば良かったのでは?と思いますが、運営の方針はどうなってるか分かりませんね・・・ただユーザー数が減っただけというか・・・

MEC光でも公平制御後に設備増強していますが、それでも遅いと不満を漏らしている人、速度が速くなったと言っている人、両方いる印象です。

とりあえず、6月1日まで待ってみるのもひとつの方法かもしれません。

2020/06/07 追記

Twitterなどで調べてみると6月1日の設備増強以降、速くなっている方もいらっしゃるようですが、遅いままの方もいるようです。

地域差があるのか、もしくはYoutubeにがんがん動画をアップロードするような使い方をするような方の速度を減らしているのかははっきりしないです。

とにかく今の速度に不満がある場合は、遅い方は乗り換え検討してみてはどうでしょうか。上の乗り換え先プロバイダーの候補の箇所にも追記しましたが、公平制御行っていないプロバイダーもちらほらあるので、参考にしてみて下さい。

2020/08/01 追記

またもや、niftyが速度低下しているようで、8月3日に設備増強を行うとお知らせされています。

IPv6サービス通信速度改善のための設備増強のお知らせ

https://support.nifty.com/cs/suptopics/detail/200730480000/1.htm

6月の速度増強では足りないほど、データ量が増加しているという事でしょうか。

この増強で早くなれば良いですね。

V6プラスの速度が遅いと感じている方が増えている原因として、近年、プロバイダーが通信速度制限を行っている場合があるようです。IPoEでも公平制御を行っていない光回線プロバイダーについて実際に問い合わせた結果を載せています。

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