最近、会社の上司から「テレワークだの在宅勤務をやれ」って言われたりする人がとてつもなく多くなっています。
でも、
という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
GoogleやYahooで「おすすめ 光回線」って調べると、「スマホと同じ会社に合わせましょう」みたいなサイトばかりが並んでいて、
「ほんっっとうにこれはまじでおすすめなのか?」
と疑問に思う方も少なくないと思います。
という事で、
2024年11月の段階で “自分がマジで良いと思った” プロバイダーや選び方を書いていこうと思います。
「もし私だったら」という目線です。
私の親や兄弟にちゃんとおすすめできる会社を紹介しています。よくなさそうなのは載せてないです。
マイナーなプロバイダーでも、実は回線速度が安定しているものは結構多いです。
今回の記事は・・・
という方におすすめの記事です。お子さんのオンライン授業で光回線が必要な方にも参考になると思います。
この記事でわかること
Contents
在宅ワークにぴったりな光回線プロバイダーの選び方
結論から言いますと、光回線のプロバイダーの選び方で大事なのは以下の3つです。
です。
この3つを抑えておいてください。
1秒も時間がねえ!!という方へ、この記事の最終的な結論を書きますと・・・
速度1ギガの「enひかり」(月額 3,718円 (税込) 縛りなし)
速度10ギガの「enひかりクロス」(月額4,917円 工事費無料・縛りなし)
を選んでおけば間違いないです。速度とサポートの評判がマジで良いです。
それでは、プロバイダーの選び方について詳しく解説していきます。
IPoEが利用できるプロバイダーを絶対選ぼう
光回線のプロバイダー選びでいちばん大事なのが「IPoE」です。
IPv4 over IPv6とも呼ばれています。
以前の主流だったPPPoE接続でインターネットを使っていると、テレワークや在宅ワークなどで回線が混雑しまくって夜間の速度がクソ遅くなります。
日本のインターネット接続をおおまかに分けると、「PPPoE」と「IPoE」に分かれます。
おおざっぱに解説すると、
です。
絵で簡単に説明するとこんな感じ。
とりあえず、
「IPoE」が使えるプロバイダーを選んでおけば間違いない
どこを選んでも現在は、ほぼ100%のプロバイダーがIPoEに対応しているので安心してください。
しかし、注意点がひとつあって、
なので、プロバイダー選びは慎重に選ぶ必要があります。
例えば、「エキサイト・MEC光」、「@nifty」「hi-ho系 (クラウドラインや光ギガ)」(2021年12月) などのプロバイダーはわたし個人の見解はあんまりおすすめできないと考えています。
上記のプロバイダーの公式サイトで速度制限を行うと明記しており、こういった制限が嫌だと思う方は避けた方が良いです。
最近、2022年4月以降、「So-net光プラス」も遅いという声が価格.comなどでちらほらあったり、速度計測サイト「みんそく」でのランキングはかなり下なので注意。
excite MEC光は「公平制御」を採用しており、一時的な輻輳発生状況(アクセス集中)において、帯域を利用者間で公平に使用できるようトラフィックを自動的に割り当てます。
excite MEC光 お申込み時注意事項 – BB.exciteヘルプ
※2020年3月10日更新
2020年4月10日より、IPv6アドレスにてインターネット接続されている場合も通信速度制御の対象となります。v6プラス
IPv6接続オプション会員サポート > 「@nifty接続サービス」の通信品質向上のための取り組みについて ~インターネットを快適に利用いただくために~ : @nifty
公平制御を実施するお知らせ ⇨ インターネットを快適にご利用いただくための取り組み | 株式会社ハイホー
こちらの方々も@niftyのV6プラスで速度が10Mbpsくらいに遅くなることがあるようです。本当の原因が何か分かりませんが、以前のMEC光の公平制御と似ていると感じています。
上りと下りでこんなに差が…。nifty遅すぎ@nifty光 IPv6接続 IPoE(v6プラス)の測定結果
Ping値: 11.36ms
下り速度: 8.0Mbps(遅い)
上り速度: 504.32Mbps(超速い)https://t.co/8XDTXQjhH6 #みんなのネット回線速度— ででで (@demi2jp) April 29, 2020
NIFTY V6プラスにまで制限かけてやがるせいでゲームのアップデートすらままならん。
V6プラスで下り10Mて…— アンク (@axisayuzak) April 29, 2020
今使っているプロバイダーがめっちゃ遅い!という場合
今使っている光回線が遅いという方のほとんどは・・・
というパターンが結構あります。
9年くらいずっと光回線ユーザーで、何もせずそのまま使い続けている方はPPPoEのまま使っている可能性がとても高いです。
最近、プロバイダーの公式サイトには、必ずこういう言葉が載っています。
みたいなバナーや表記があるので、一度、使っているプロバイダーに問い合わせてみて下さい。
たいてい、無料でIPoEを利用することができます。
高速回線の名称はそれぞれのプロバイダーで異なっていて、例えば・・・
という名前でサービス展開しています。
ドコモ光の場合はそれぞれのプロバイダーによって名称が変わります。
では、どうすれば高速回線が使えるようになるのかというと、とても簡単です。
どこのプロバイダーでも以下の方法はだいたい共通です。
私の場合(ぷらら光)はオプション申し込みなしでIPoEが使えました。
-
IPoE対応のルーターを買う (4,000円くらいで安いルーターで良い。例:NECの「WG1200HS4」価格4,500円くらい など)
-
(NECの場合) ルーターの設定画面で [基本設定] → [動作モード] で「OCNバーチャルコネクト」などに切り替える (V6プラスの場合は、「V6プラス」を選択)
こちらをやっただけでつながりました。
すでに「IPoEとかV6プラス使ってんだけど遅いんだよ!」って方は以下おすすめプロバイダー情報について読み進めて頂ければと思います。
縛りがない光回線プロバイダーを選べ
今後、在宅勤務が終了したり、どうなるか分からないですし、2年縛り、3年縛りはなかなかきつい
私だったら
「いつ解約しても違約金がかからないプロバイダー」
を選びます。
光コラボのプロバイダーで縛りなく安くておすすめなのはどれか?
冒頭にも書きましたが、こちらの2つのプロバイダーが縛りがなくてめっちゃ安いです。
スマホの通信会社と合わせなくても良い。なぜならセット割なくても最初から安いからです。
※ 記事の最後にそれぞれのプロバイダーの詳細を書いています。
※ enひかりは198円(税込)、おてがる光(165円(税込)のオプション込みの場合の合計料金
ドコモ光、auひかり、ソフトバンク光などと違って、
上記のプロバイダーはいっさい違約金が発生しませんし、いつ解約しても0円
です。
しかも、安かろう悪かろうではなく、どれも高速回線のIPoEに対応。
光回線プロバイダーといえば、他にはSo-net光プラスやOCN光がとても有名ですが、どれも月額料金の1ヶ月分の「違約金」が存在します。※ 2022年7月から法改正により緩和されました
ぶっちゃけどれが良いんだ?
IPoE対応で縛りがないプロバイダーが良いのは分かりましたが、
この中ではどれが一番おすすめなのか?
簡単に書くと
という感じで選ぶと良いです。
私個人は光コラボの「ぷらら光」のIPoE (V6エクスプレス) を使っているのですが、速度は昼も夜もダウンロード100Mbpsくらい出ており、動画みたりオンラインゲームでなにも困っていません。
テレワークが快適に行える回線速度の目安
在宅勤務や休みの日に利用するインターネットの回線速度はどれくらいあればよいのか目安としてざっと紹介すると、
利用のサービス | 必要データ量 |
テレワーク時の映像チャット ( Skype : グループのビデオ通話5人) もしくは Teams の最高画質でやりとり * | 4Mbps |
Netflix SD画質 (真ん中のプラン) | 5Mbps |
Youtube視聴 720p | 7.5Mbps |
という感じになります。
出典:必要なネットワーク帯域を教えてください
家族全員で使う場合、理論上、回線速度は最低でも17Mbpsは必要になります。
画像がパッと出なかったりする場合は、速度が足りていないかもしれません。
- 父がテレワークでZoom、Teamsなどで映像で会議・チャットする
- 妻がNetflixで映画見る
- 子供がYoutubeで動画を見たり、オンライン授業を受ける、PS5などでゲームのアップデートをダウンロードする
ということだと、やっぱりそこそこの速度は必要です。
いくら17Mbpsあれば良いと言っても、
光回線をもう9年近く使ってきた個人的な感覚でいうと、17Mbpsくらいしか出ない状態はまじでクソ遅い。
Youtubeの画質は勝手に低画質のモザイク状態になります。
やはり、
です。
毎日、阿部寛さんのテキストと写真のみの公式サイトだけを見るのなら17Mbpsでも問題ないですが、Youtubeを4K画質で再生するのはまじで難しい。
上で紹介した、「enひかり」、「おてがる光」はどれもIPoEに対応しているので、最低でも50Mbpsは行くでしょう。
IPoEの実際の速度はどんな感じか
私は普段、IPoEで接続しています (OCNバーチャルコネクト / ぷらら光)。
無線LANの5GHzでも100Mbps、有線だと120Mbpsくらいは出てます。
一般的には「そこそこの速度」といった感じでしょうか。
「ちゃんと速度測ってるの?」と疑っている方もいるかもしれませんので、速度計測を動画で撮影してYoutubeに載せてみました。平日・月曜日の13時のテレワークタイムです。
計測日:2020年4月27日(月) 13時21分
家族や同居人と暮らしている人はどの回線が良いのか
Sonyが提供している最大2Gpbsの速度でおなじみ「NURO光」が人気ですが、いろんな方の速度結果を見てみると、だいたい、300Mbpsくらいは出ているようです。
やっとNURO光が開通したので、回線速度測ってみた!
朝6時と夜8時の回線速度の違いです。 pic.twitter.com/coqEhv3aDv— masaleon (@masaleon4625) April 5, 2020
なので、
と不安な方は、コラボ光より約2倍速い「NURO光」を一発どかんと加入すると良いかも。
2022年9月以降、「NURO光」では速度・パケットロス発生などが起こっていましたが、最近は設備増強などで改善している傾向です。
戸建ては月額5,200円なので、一般的なフレッツ光の光回線よりも700~1,000円くらい高くなります。
マンションは10ギガタイプの場合は4,400円とかなり激安です。
また、「NURO光」は開通するまでの1~2ヶ月の間、モバイルWi-Fiを2ヶ月無料でレンタルで貸りられます。(3ヶ月以降は5,148円(税込))。初期費用で2,200円はかかります。
※ 2024年2月現在の情報
ちなみに、「NURO光」の対応エリアは北海道、関東、関西、近畿、九州(福岡と佐賀)、中国(広島と岡山)のみです。
エリア外に住んでいる場合 もしくは 「月額5,200円は高すぎる!」という方はさっき書いた、3,000円台の「enひかり」とかのコラボ光で全く問題ないと思います。
また、かなりエリアは限定されてしまいますが、NURO光より速い「光クロス」という高速回線を引くという手もあります。
enひかりがサービス提供している「enひかりクロス」(速度最大10Gpbs)はルーターレンタル代を入れても月額4,917円となかなかお安くて、工事費無料キャンペーンも行っています。
また、関西在住の方なら「eo光」もおすすめです。
何が一番の魅力ポイントかと言いますと、速度が1ギガ以外に、5ギガと10ギガコースも利用できる点です。
関西の方はnuro光にも加入できますが、「eo光」だと、最大速度がnuro光の2Gbpsより倍以上の5Gbps(もしくは10Gbps)の回線が使えるので、
「関西に住んでいて、かなり速度を速くしたいぞ」
という方は検討してみても良いかもしれません。
光回線を引く場合に注意するべき点もある
光回線を利用するには「工事」が必要です。
光回線プロバイダーに申し込むと、後日、工事の人が来て、40分くらいでコンセントをこのような光回線対応のコンセントに変えてくれます。
わたしの場合は30代くらいの男性が来て、工事してくれました。工事完了の署名は、タブレットでやりました。ハイテク!
ちなみに、コラボ光のプロバイダーに申し込む前に注意すべき点もあります。
それは、
という点です。
縛りがないプロバイダーは、工事費がかかってしまうのはしょうがない現状です。
縛りがあるプロバイダーは工事費が無料、キャッシュバックが貰えたり、毎月分割して割り引いてくれます。
なので、「どっちを取るか」という話です。
しかし、一度工事をしてしまえば、いつか他のプロバイダーに変更したい時に工事費不要で乗り換えられますので、初期費用みたいに考えるのが良いのかもしれません。
ちなみにnuro光の場合は工事費は無料です(2年縛りはあります)。eo光は最低利用期間は1年、即割適用の場合は2年ですが、こちらも工事費が毎月割引で無料になります。
プロバイダーのみを変更する場合 (=事業者変更と呼びます) はこちらの記事で詳しく書いているので、参考にしてみて下さい。
光回線の工事が速いプロバイダーはあるの?
基本的に工事に来る業者は都道府県、地域によって違います。
なので、自分が住んでいるエリアの光回線の工事はどのプロバイダーに申し込んでも同じ業者が来るそうです (例外はあるようですが)。※ NTTで働いている方から直接聞きました。
なので、例えば福岡県内でどのプロバイダー(ぷらら光でもenひかりでもOCN光でも)を契約しても、工事に来るのはA社。佐賀県の場合はB社といった感じ。
ということで、
「どこのプロバイダーに申し込んでも開通までの期間は同じ」
ということになります。
その県で光回線工事を任されている業者がだらだらしている場合、どこのプロバイダーに申し込んでも開通まで遅くなったりトラブルが発生するみたいです。
まとめ
ということで、テレワークや在宅ワークにおすすめの光回線プロバイダーを紹介してきましたが、とりあえず、コラボ光かnuro光やeo光(関西のみ)が良いです。
まとめると、
という感じです。
紹介してきた5つの光回線を比較すると・・・
月額料金 | 最大速度 | エリア | 縛り | IPoE (IPv6) | 新規回線工事費 | |
enひかり | 3,718円 | 1Gbps | 全国 | なし | ◎ | 16,500円 |
おてがる光 | 3,773円 | 1Gbps | 全国 | なし | ◎ | 16,500円 |
EO光 | 3,248円~ | 1~10Gbps | 限定 | あり | – | 実質無料 |
nuro光 | 5,217円 | 2Gbps | 限定 | あり | – | 実質無料 |
enひかりクロス | 4,917円 | 10Gbps | 限定 | なし | ◎ | 無料 |
以下、詳しく紹介していきます。
「enひかり」(月額3,718円 (税込) V6プラス付けた場合の料金)
速度が70Mbps以下になると相談できるという安心感があり、実際に加入した人の評判が良いです。安いのにちゃんと「V6プラス」が利用できる点もGOOD。
enひかりの方に問い合わせたところ、「速度制限などの公平制御を行う予定はいまのところない」とのことでしたので、しばらくは制限などなく安心して回線を利用することができそうです。
他には速度最大10Gbpsの「enひかりクロス」月額4,917円 (現在、工事費無料キャンペーン中)も利用できます。
こんな方におすすめ
とにかく月額料金を安く、速度を安定させたい人
ahamo、povo契約してる人 → セット割で毎月110円(税込)割引になります
「おてがる光」 (月額3,773円 (税込) V6プラス付けた場合の料金)
最近できたばかりのプロバイダーなので知名度は低いですが、IPoEは高速回線のV6プラスが使えます (申込時にオプション追加してください)。
こんな方におすすめ
月額料金がそこそこ安く、速度を安定させたい人
月額料金割引 (12ヶ月割引)
「EO光」
関西に住んでいる場合のみ利用できます。即割だと12ヶ月間 月額3,248円(税込)になるので安いです。速度1ギガもあるが、5ギガや10ギガがおすすめ。工事費は毎月割引されるので実質無料です。また、商品券10,000円プレゼントなどのキャンペーンや、乗り換え時は今使ってるプロバイダーの違約金・工事費の残債なども現金で最大5万円まで還元可能です。
こんな方におすすめ
関西在住の方
最大10ギガの速度を体感したい
いま使っているプロバイダーの違約金・工事費の残債がある (最大5万円まで補填)
mineoとセット割をしたい方 (毎月330円ずっと割引)
「nuro光」の月額料金はマンションと戸建て 月額5,217円です。
速度はコラボ光よりも2倍くらい速くて、最大2Gbpsです。2年縛りはありますが、工事費が無料、開通までモバイルWi-Fiを安くレンタル可能、nuro光の公式の裏のPRサイトから申し込むとキャッシュバックが60,000円もらえます。
こんな方におすすめ
2Gbpsのめちゃ速い回線を使いたい
工事費を無料にしたい
キャッシュバックをがんがん貰っていろいろ買いたい
それぞれのプロバイダーについては別の記事でもっと詳細に書いているので、興味がある方は参考にしてみて下さい。申し込む前に気を付けるべき注意事項なども書いています。
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光回線を紹介して9年目。ダイヤルアップからADSL、そして光回線までネット回線歴26年です。詳しいプロフィールはこちら