2022年9月上旬に「NURO光」がめちゃ遅い!という声で話題沸騰。てんやわんやの大騒ぎ。
そのうち、ヤフーニュースやITmediaなどの大きな媒体でも取り上げられるようになりました。
【2022年09月22日】「NURO」が一時Twitterトレンド入り 回線の不安定さから怒りの声相次ぐ 集団訴訟を検討するユーザーも【追記あり】 – ITmedia NEWS
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2209/22/news195.html
その後、NURO光では2022年~2023年にかけて設備増強を行い、速度が改善しているという声もちらほら見られるようになっています。
と悩んでいる方も多いでしょう。
意外と「電力系の回線」は穴場かもしれません。
次の項目でその理由を書いていきたいと思います。
Contents
なぜ電力会社の光回線がおすすめなのか
なぜ電力系の回線が良いのか、結論を書きます。
それは
という点にあります。
2022年9月の光回線シェアの割合を見ると・・・
- 1位:NTT東日本
- 2位:NTT西日本
- 3位:KDDI (auひかり等)
そして4位がオプテージ「eo光」となっております。
出典:(2022年9月) FTTHの上期純増数、減少比率は過去最大 ≪ プレスリリース | 株式会社MM総研
電力系の回線の中では1位ですが、全体的なシェアを見るとまだ少なめです。
光回線は、利用者が少なければ絶対に速度が速くなる、とは断言できません。
いまのところは電力系の回線にめちゃ人が集まっているという感じはないので、現在は電力系の回線は選択肢としてかなり良いのではと思います。
実際に電力系の回線に乗り換えた人の話を読んでみる
電力系の回線はいろいろあります。
- eo光 (関西・近畿限定)
- Pikara光 (四国限定)
- コミュファ光 (東海限定)
などがあり、それぞれ住んでいる地域によって加入できる回線が変わってきます。
今回は当サイトでも少し紹介している「eo光」に絞ってみました。
最近、「NURO光」から「eo光」 に乗り換えた人の声をSNSで読んでみました。
eo光スピテス。
NURO光も4年前はこれくらい出てたんですけどね。。。ここ1,2年は速度が半減、今年はGTで数M~数十Mbpsくらいしか出なくなったので残念です。
今でも改善されてないみたいなので思い切って解約したのが正解だったかもしれません。
今はノンストレス、快適そのものです。 pic.twitter.com/WRN3RipeoW
— 夢野千春のガジェットレビュー (@studio__de__) November 22, 2022
今日昼頃にNuro光からeo光(5ギガ)移行。
速度は今までの約2倍、パケロスもなく快適です。
PINGも平均15でかなりよくなりました。
よい環境でゲームができて両親に感謝です。
競技頑張ります。 pic.twitter.com/g28H5orXRV— DELTA U13 べるがも (@Berugamo_FN) October 19, 2022
NUROからeo光に乗り換えて良かった。
ネットが使えるんやもん!
あと問い合わせ窓口の方のレベルの差がありすぎる。
NUROは電源のオンオフ以外対処法を教えられた事がない。— Kenji (@Kenji22381286) October 15, 2022
電力系回線の速度はどうなんだ
みんそくという「利用者が速度を測れるサイト」で各プロバイダーの速度結果ランキングページを見てみました。
10位内に4つも電力系の回線がランクインしています。
1位 : 電力系 コミュファ光ゲーミングカスタム [東海限定]
2位 : フレッツ光クロス
3位 :電力系 eo光 [関西限定]
4位 :電力系 コミュファ光 [東海限定]
5位 : NURO光
6位 :電力系 Pikara光 [四国限定]
7位 : NCV光
8位 : NTC光(長岡ケーブルテレビ)
9位 : TNCひかりdeネット
10位 : キャッチネクスト
(2023/01/06調べ:出典 https://minsoku.net/speeds/optical/rankings)
あとは新潟、山形など地元のケーブルテレビの回線が上位を占めています。やはり地域限定の回線はなかなか強いです。
電力系の回線にもデメリットはある
電力系の光回線、最高じゃん!とお思いでしょうが、少しデメリットはあります。
「eo光」の場合ですが、「月間データ通信量」という制限が設けられており、
というものが存在します。
eo光では実際の数値がオフィシャルページに載っています。
下記がeo光の速度制限のデータ量です。
eo光の速度制限がかかるデータ量 | |
---|---|
コース | 月間データ通信量の上限 |
10ギガコース | 20TB(約20,000,000MB) |
5ギガコース | 10TB(約10,000,000MB) |
1ギガコース | 5TB(約5,000,000MB) |
100Mコース | 2TB(約2,000,000MB) |
100Mライトコース | 2TB(約2,000,000MB) |
https://support.eonet.jp/usqa/net/40003383_14139.html
具体的なデータ量の数値まで出しているプロバイダーは珍しい、というかとても正直です。
さきほどのデータ量に関してですが、例えば、速度1ギガコースの場合は5TBのデータ量を超えると速度制限がかかります、という意味です。
5TBってどれくらいのデータ量なのでしょうか。
実際にわたしの場合で計算してみました。
普通に使っててeo光の月間データ通信量の上限は超えるのか?計算してみた
以下はわたしのデータ量のシミュレーションです。
2024年8~9月の1ヶ月間の自身の信量の目安 | |
パソコン OSアップデート・サイト閲覧や Youtube 1080p 視聴 (1時間:2.1GB) 1日4時間= 8GB × 31日 |
96.38GB |
PS5 ゲームのアップデート | 約50GB |
ゲーム実況 1080p (1時間1GB × 月25時間) | 約25GB |
合計 | 約171GB / 月 |
こちらは2024年8月~9月分のパソコンのデータ量の計測結果です。
わたしの場合は月171GBくらいになりました。
これに加えて、Netflixで4K映画を1日2時間見る場合も考慮してみましょう。
Netflix 1時間 14GB × 30日 = 420GB
なので、多く見積もっても、合計591GBくらいになりそうです。
以下は「わたしがシミュレーションしたデータ通信量」と「eo光のデータ通信量の上限」を比較したグラフです。
100Mライトのデータ通信量の2TBまで、まだ余裕があります。
と言っても、
- 映画好きなカップルは100MBコースだと超えちゃう危険性があるので、1GBコース以上が良い
- 同居人が複数名、それぞれの部屋で上記の生活スタイルを送れば1GBコースのデータ量・5TBを超えそう
です。
ということで、
「普通に使っていてeo光のデータ通信量の上限を超えるのか?」の問いには、
と言えそうです。
逆にそういう電脳系バリバリのご家庭の場合は10TBまでの通信量上限の「5GBコース」に加入すれば問題なさそうです。
電力系回線「eo光」の特典が結構良い
eo光の月額料金はどんな感じなのか、見ていきましょう。
eo光・マンションの月額料金 | eo光・戸建ての月額料金 | |||
1年目 | 2年目 | 1年目 | 2年目 | |
速度1GBコース | 建物によって変わる 3,326円~ * |
3,280円 * | 5,448円 | |
速度5GBコース | 3,280円 * | 5,960 円 | ||
速度10GBコース | 3,280円 * | 6,530 円 |
(*) キャンペーン割引適用期間中の料金
加入して3年以降は長割が適用され、毎月100円~500円安くなるので、利用し続ければし続けるほどお得です。
また、2024年10月から新プラン「eo光シンプルプラン 10ギガコース」が登場しました。こちらは戸建て向けの10ギガサービスで月額5,500円です。
eo光が利用できるエリアは
となっています。
戸建ては上記の料金の通りですが、マンションは建物によって料金が変わるのでいちどエリアチェックをしておいたほうが良いです。
eo光ではいろいろなキャンペーンが行われています。
ちなみに戸建てとマンションで特典内容が異なっています。
(※ 月によって特典内容が変わりますので、詳しくは公式サイトを確認してください)
eo光のキャンペーン情報 | ||
マンション | 戸建て | |
工事費 | 無料 | 実質無料 |
乗り換えキャンペーン | 最大15,000円もらえる | 最大60,000円もらえる |
商品券 | 3,000円もらえる | – |
月額料金割引 | 550円/月 × 24ヶ月 | 最大12か月 900円割引 |
mineo割 | 330円割引/月 ずっと | 330円割引/月 ずっと |
他社からeo光に乗り換える際の違約金・撤去費用を最大60,000円(マンションは15,000円)まで還元されます。
最大60,000円ってなかなかすごいですよね。
という方の悩みはだいたい解決しそうです。モバイルルーターの違約金もいけるのが凄い。
eo光 の Netflixパックに加入するとNetflixを最大1年分プレゼントしてくれたりするので、下記のサイトで随時チェックしておくと良いです。
まとめ
今回書いたことのまとめです。
- 電力系の回線は人が少なめなので、速度安定に期待
- 速度ランキングで上位を占めているのは電力系回線
- 速度制限のデメリットもあるが、普通に使っていれば問題ない
- 乗り換え特典が太っ腹
以前は電力系の回線ってあまり注目していませんでしたが、SNSなどの評価や速度ランキングなどを見て「なかなか良いんじゃない?」と感じています。
また、電力会社系なので経営的にいろいろと余裕なイメージがあります。
唯一のデメリットとして「速度制限」がありますが、自身のシミュレーションの結果、そこまで問題ではないのではという気がしました。
大体、フレッツ光などの有名どころを選びがちですけれど、電力会社系の光回線も選択肢として考えてみても良いかもしれませんね。
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光回線を紹介して9年目。ダイヤルアップからADSL、そして光回線までネット回線歴26年です。詳しいプロフィールはこちら